2011年11月30日水曜日

韓国出張 9分の7

Nソウルタワーに上っていくところ

帰りのバス停から撮影

夕飯はお粥で、ソフトな感じでありながら美味しかったので良かった。

だいぶお腹の調子は良くなってきたものの、まだまだ本調子でないため、朝をゆっくりと起きる。
ただ、夜の間にも何回も起きていて、それなりに疲れもある。
午前中のスケジュールを全部キャンセルして、午前中はホテルで寝て過ごすことにした。

12時を回ったところでホテルを出て、地下鉄に乗って梨大へと移動する。
今日は雨が降っていて昨日よりもグッと気温が下がっているので、この前 Kim 先生に教えてもらった最短ルートでとにかく Kim 先生の部屋へと到着する。
Kim 先生と会って2時間程度、研究についての打ち合わせ。
最短路計算で得られた情報を、どのようにしてアンカーの固定に利用できるか、という点が重要になりそうな感じである。

そのあと、Nソウルタワーを見に行くことにして、タクシーを利用する。
すると、最初のタクシーは運転手が時間がないから、ということで途中まで行ったところで下されたけど無料だった。
そこで乗り継いだタクシーでたどり着いたケーブルカーのところは、風が強くてケーブルカーに乗れず。
もう1台のタクシーを乗り継いで、無事にソウルタワーに到着。
そうそう、今回はケーブルカーよりも先のところのタクシーに乗っていたときにパスポートが必要だったので、ソウルタワーを見に行く人はパスポートを持って行ったほうがよいと思われる。

ソウルタワーは260mぐらいの高さで、展望台は一人9000ウォンである。
タワー自体はそれほどの高さではないが、ここは山の上という地形もあって、結構遠くまで見る。
タクシーの運転手が言うには、天気が良ければインチョンまで見ることもできるそうである。
今回は Kim 先生と一緒に来ているので、Kim 先生にどこになにがあるかを解説しながら見てみる。
ここまでに行ってきた場所などもだいぶ解かるようになっているので、結構面白かった。
思ったのは、ここからミョンドンはかなり近いということ。
あと、米軍の基地が結構大きいということ。
ちなみに、Kim先生はこのタワーに上るのは20年ぶりだったらしい。
30分ぐらい、あちこち見た後にタワーを降りて、テディーベアー博物館のショップを少し見学。
ここからはバスがあるということで、いくつかあるうちの05番ルートのバスに乗ってミョンドンへと戻ってきた。

まだお腹が本調子でないこともあって、夕飯はおかゆを取ることに。
お粥は日本だと朝食が多いけど、韓国ではそうとは限らないらしい。
Kim 先生が有名だというポンチュクというチェーンに行くことにし、ミョンドングルメの詳細が乗っている地図「あいマップ」を片手に行ってみる。
場所は、なんと今回泊まっているメトロホテルのすぐ斜め向かいのところだった。
時間に余裕があったら自分で食べに行こうかと思っていたところだ。
今回はBESTと書かれていた「牛とキノコのお粥」を選択。
あんまり牛の味はしなかったけど(食べ過ぎの薬の関係で味覚が少しおかしいのもある)、キノコは結構入っていたし、ゴマの風味が強かった。
日本のおかゆとも違うけど、これも美味しかった。

ここのお粥のお店はホテルの目の前、ということで夕飯のあとは Kim 先生と分かれてホテルに戻ってゆっくりとする。

2011年11月29日火曜日

韓国出張 9分の6

雨の中を国立中央博物館へ

博物館には中高生がたくさんいた

古代の展示は日本と大きくは変わらない

弓矢の展示などもあり

Korea の語源

高麗由来のもの

お昼は博物館で食べた。野菜中心だったのでよかった。

書道関係のものもある

日本の展示コーナーもあった

昔ながらの服やお面、よろい、浮世絵などが展示されていた

軍隊関係の人も来ていた(年齢的に徴兵の人たちかも)

弥勒もいたりする
ミョンドンのフラグシップユニクロ

今日の夕飯

昨日の夜は、やはりお腹の調子が悪く何度も起きてしまった。
今日は Kim 先生が授業で忙しいということもあって、ホテルで朝をゆっくりと過ごす。
とりあえず、食べすぎの薬を探したほうがよさそうだ。
10時ごろになってようやくホテルを出ることにするが、ホテルの受付で「食べすぎの薬」について聞いたら、ホテルで準備があるらしく、すぐに渡してくれた。
かなり助かる展開である。

そのあと、ミョンドンを南に突っ切って地下鉄4号線に乗って6駅。
今日は国立中央博物館へと行ってみることにする。
駅で降りると、あまりの中高生の多さに驚く。
博物館の入口にいるだけで500人から1000人規模である。
たぶん授業の一環で来ているのだと思うが、毎日こうなのかはよくわからない。
ここの中央博物館の入場券を買おうと右往左往していると、無料で入ることができるができると書いてあった。
ただ、韓国語の説明ばかりだと良く解らないまま終わるので、入口でPDAを3000ウォンでレンタルする。

中央博物館はさすがに国立で中央だけあって半端ではない規模であって、3階建であるが、1階に古代から中世、近代、2階には書道と寄付されたもの、3階はアジアと仏像となっている。
で、PDAを使いながら、順々に見ていくが、古代だけで1時間もかかってしまった。
このままではダメだ、と思い、そこからはスピードアップしたが、結局3時間はかかったと思う。

展示については、古代は日本の国立博物館にある展示とそっくり。
それほど大きな違いが2つの文化になかったのだと思う。
中世になると三国時代を経て高麗となっている。
韓国の歴史は日本ではあまり勉強しない内容なので、とても勉強になる。

あと、日本のスペースも1部屋ながらきちんと確保されており、戦国武将の鎧や浮世絵などが展示されていた。

お昼は博物館のフードコートへ。
メニューが良く解らないけど、お腹の調子が良くないので、とりあえず「Rice, Vegetable」というキーワードがあったものにしてみた。
これは、ひょっとしたらご飯を入れてビビンバにするのだったかもしれないが、とりあえず別々のお皿のまま食べてみた。

博物館が終わった後、いくつかスケジュールがあったが、やはり体調が今ひとつなので、全部パスすることにして地下鉄でホテルに戻ってきた。
セブンイレブンで夕飯用のチョコとアイスを買って、あとはホテルで研究を進めることにする。

2011年11月28日月曜日

韓国出張 9分の5

メトロホテルの朝食はビュッフェ形式

メトロホテルの景色はそれほどよくないが、ミョンドンの裏側が分かる

梨花大学へと到着

コースは韓国料理がずらり

プルコギは味付けがよかった

いろんなのを巻いて食べるのも美味しい


昨日の疲れが出たのか、起きても結構疲れている状態。
今日はあまり無理して行動をせずにゆっくりとする作戦とする。
とりあえず9時ごろまで部屋でグダグダとして9時ごろに朝食を取りに行く。
メトロホテルは朝食付きでもリーズナブルな価格なので、便利である。
朝食は9階で洋食と和食のビュッフェだった。

今日は昨日までの疲れを取るためにも、午前中はホテルで大人しく過ごす。
この前に I-Lin からもらったプログラムを octave で動かせるように修正してみたがグラフィックの plot で Matlab と octave でかなりの違いがあるので、グラフィックでの表示だけは断念。
とりあえずは、数字だけで判断する。
あと、vmplayer で実行している関係で、vmware-tools のコンパイルが必要となり、これで1時間ぐらい取られてしまった。
結局12時まであまり捗らずにホテルを出発した。
今日は Kim のオフィスに行ってみるということで、地下鉄の2番線に乗って4つ目の駅、「梨大」で降りる。
さすがに女子大だけあって、駅のエスカレーターのあたりだけで女子学生ばかりなのが分かる。
だいたい男女比は1:9。
梨大はキャンパスもかなり広めであって、それが平たんではなく、アップダウンの多い地形である。
あまりの広さに迷いながらも、地図を片手に15分か20分。
山登りを疑似体験しながら Kim 先生のオフィスへと到着。

まずは、Kim 先生と「山降り」をして、昼食を取りにレストランへと向かう。
ここは韓国の伝統的な料理が出てくるということで、コースを注文。
サラダから始まって、10品以上が次々と出てくる。
それぞれは美味しいが、途中からはそのボリュームに手こずるようになる。
でも美味しいので頑張って食べてみた。

そのあと、今度はキャンパスを案内してもらった。
ここの大学はメインゲートを入ってすぐのところに大きなスロープがあり、ここの中にはフードコートからスターバックスもあるし、本屋さんもあるし、しかも映画館やミュージカルなどもあり、大学とは思えないほど機能がある。
ここは見ているだけでも面白い。
そうそう、メインゲートのあたりのところで大学をバックに写真を取ると幸運になるという噂があるらしく、中国人とおぼしき家族が写真を撮っていた。
ここを見終わった後は複数のエレベーターを順番に乗り継いで Kim 先生のオフィスへと戻る。
まだ滞在中の細かいスケジュールを決めていなかったので、ここである程度のスケジュールを決めた。

今日の必要な作業はだいたい終わったので、ホテルに戻ることにする。
2番線で4駅戻り、このタイミングでお土産を買うことにする。
メトロホテルのあたりはミョンドンなので、お土産も豊富であるが、豊富すぎて逆に迷う。
新世界デパートとロッテデパートには、それぞれ地下1階に食品売り場があって、ここでお土産を探す。
新世界デパートのほうが一つ一つのものは高級路線の方向性であって、ロッテデパートはバラエティに富んでいる。
今回はロッテデパートでゆずのお茶などを買った。
そうそう、日本のデパ地下と同じく、試食できるものが多い。

夕飯を探そうと思ったが、あまりにお腹がいっぱいなのでホテルに直帰する。
ホテルで横になっていたが、やはり食べすぎでダウンする。
結局10時ごろにはさっさと寝ることにした。

2011年11月27日日曜日

韓国出張 9分の4

IBISホテルの部屋からミョンドンの大通り(南大門市場方向)をみる。

キョンボックンでの守衛交替儀式

キョンボックンの入り口

パンフレットはだいたい日本語ばかりなくなる様子

キョンボックンのなかの民俗博物館へ

稲作についての展示

昔ながらの服装

このあたり日本と変わらず、懐かしい感じ

懐かしい黒電話

キムチについての説明ももちろんあり

お昼に石焼ビビンバ(5000ウォン)

石焼ビビンバを食べたお店

ソウル駅へ

修復中の南大門

ここでも守衛交替の儀式に会うことができた

南大門市場は迷路そのもの

ロッテデパートの様子

たい焼きを買ってみた店

トッポッギとホットドッグを買ったお店

今回の夕飯

昨日は帰りがかなり遅くなってしまったので、寝るのがかなり遅くなってしまったが、今朝は7時30分には目が覚めたので良かった。
昨日セブンイレブンで買ってきたポッキーとチョコで朝食を済ませたところで、いろいろと調べているとキョンボックンが10時に守衛交代の儀式が見れる、と書いてあることに気がつき、9時10分ごろにあわててホテルをチェックアウトして出発する。
IBISアンバサダーは値段は高いけど、それに見合うだけのホテルで良かった。

ちなみに、今日は日曜日であって、さすがに毎日 Kim 先生につきあってもらうのも悪いので、今日は自力で観光することにする。

ホテルは2号線のすぐ近くだが、ひと駅で3号線に乗りなおさないといけないので、思い切って3号線の駅までひと駅歩くことにした。
約10分歩いて3号線の駅から3駅乗ってキョンボックンの駅へと到着。
この時点ですでに9時55分。
改札を通り抜けて歩くこと5分。
チケットを買ったりしてたら、もはや間に合わないだろうなぁ、と思っていたら、チケット販売のあたりで守衛交代の儀式が始まるところでぎりぎりで間に合った。
行進は音楽があったり、太鼓があったりで見ているだけで面白かった。
交代の儀式なので2方面から行進があるあたりも面白い。

そのあとは、チケットを3000ウォンで買って、中に入ろうとしたところで学生に声をかけられる。
どうやら、観光についてのアンケートをとっているようだが、外国人からのアンケートをうまく取れてないようで苦労しているようだったのでアンケートに答えてみた。
学生とは英語で対応したけど、アンケートの質問は日本語だった。
アンケートに答えたら、記念に韓国国立博物館の鉛筆をもらってしまった。
ついでということで、キョンボックンを背景に自分の写真をとってもらった。

今度はキョンボックンの中へ。
キョンボックンの中は、日本人と中国人がたくさんいた。
しゃべっているとどっちかすぐに解るが、しゃべってなくてもグループで誰かがガイドブックを持っていれば日本人。
逆に誰も持たずに、旗を持っている人についている場合は中国人、と解りやすい。
キョンボックンの建物は、日本の寺や神社にも近いけど、やはり違いも大きい。

そういえば、キョンボックンは中心の建物だけでなく、全体としては200ぐらいの細かい建物などもある。
これを一通り順に見ていくことができるのだが、キョンボックンはかなり広く、あちこち見ていたら簡単に1時間以上歩いてしまっていた。
そのうちに民俗博物館に到着。
ここはキョンボックンの中であって、入場料もキョンボックンへの入場だけでOKとなっている。
歴史から始まり、コメ作りを中心とした農作業の様子、そして韓国の習慣などが3つに分かれて展示されている。
歴史は古代から始まるが、正直言うと日本にそっくりである。
ハングルが日本語に変わったら、すぐには違いに気がつかないほどである。
黒電話を見つけた時には、うっかり「懐かしい」と思ってしまった。
民俗博物館もゆっくり見てたら1時間かかった。

そのあともいろんな建物を見て回ったら、キョンボックンを見終わった時点で12時30分になっていた。
見終わった後、昨日行った Kim 先生のオフィスが近かったことを思い出し、そこで休憩を取ることにする。
部屋に行って鍵を開けようとしたところ、なにかが悪いらしく開けることができず。
まぁ、それほど大きな問題ではないので、とりあえずキョンボックンの駅の近くに戻る。
キョンボックンの駅の周りでお昼を食べようとしたところ、南側は日曜日だからかあちこちが閉まっていたので、ミョンドンに戻るべきかとおもったが、道路の北側に渡ったら結構お店が開いていた。
いろいろとみたあげく、韓国料理店に入ってみた。
すると、すぐに日本人の家族も立て続けにご入店だった。
今回は Kim 先生がいないので、自分で韓国語の本を片手に日本語メニューをもらって「石焼ビビンバ」を注文した。
5000ウォン(約350円)だったので、ボリューム少なめかな、と思っていたら、想像以上のボリュームにビックリだった。
このお店はキョンボックンに行った人には、かなりおすすめである。
お店の人がこっちを気にしていたので、「マッシオ」(韓国語で「美味しい」)といったら通じたようで良かった。

Kim 先生のオフィスはあきらめ、地下鉄の3号線から1号線に乗りついで、ソウル駅に到着する。
このあたりも、いろいろなお店があって、ショッピング街である。
ソウル駅の前の広場は、ホームレスっぽい人が多くて、ビックリだった。
ただ、ソウル駅の中は完全にショッピング街になっていた。
ちなみに、ソウル駅の隣は Lotte Mart で、こちらもショッピングだが、ここの1階は大きなスーパーマーケットになっていて、それはそれはすごい人数がこれでもかと入っていてエネルギッシュだった。
Lotte Mart は旧駅舎だが、これは東京駅に近いデザイン。

そこからさらに北に行って、消失して再建中の南大門の前を通る。
そのまま歩いていると、トクスグンの前まで来たところで、また守衛の交代をタイミング良く見ることができた。
ここの守衛交代は3回しかないので、グッドタイミングであった。
終わったところで記念撮影をできるということなので、ちゃっかり記念撮影をしてもらって帰ってきた。

そのあと道を渡って歩いていると韓国銀行の前へ。この時点で4時ごろ。
ここは今は貨幣博物館になっていて無料で見ることができる。
ハングルしか説明のないところも若干あるけど、基本的には見ればわかることなので面白い。
そういえば、Yen, Won, Yuan は発音が似ていると思う。

そこから南に移動して、今度は南大門市場へ。
ここは日本のアメ横に近いが、もっと雑多な感じで露店が多く、あっという間に迷子になった。
15分ぐらい適当に歩きまわったら何とか外に脱出。
ガイドブックで現在地を確認したら南側に出たようだった。

そろそろ疲れてきたので、一度 IBIS ホテルに戻り荷物をピックアップして、このあとの宿泊先となるメトロホテルへと移動。
この2つのホテルはざっと40mぐらい離れていると思う。
メトロホテルは受付が女性二人だが、この二人がバリバリと仕事をこなしていて、受付をしながら電話への応対もしている。
予約をするときに日本から電話をしたが、たぶんこの二人のどちらかが日本語で対応してくれたのだと思う。
かなりすごい二人である。

チェックインを済ませて、部屋へ。
ここは1泊7000円ぐらいなので完全にビジネスホテルの広さであるが、無料のミネラルウォーターが1本用意されていたり、ちゃんと変圧器も備えられていたりと、細かいところが行きとどいていて一番便利かもしれない。
1時間ぐらい休んだところでロッテデパートに出かけてみる。
ここはミョンドンの中でも有名なデパートであって、地下1階の食品のフロアはまたもや人でごった返していた。
いろんなお店があるのを見つつ(ここの中にある両替所はホテルな市中などよりもレートがいいのも確認)、フードコートなども見学。
カツカレーがカレーカツになっているのが気になりつつ、外に出る。

今日の夜は、1食ぐらいは屋台でそろえてみようと思い、ミョンドンの街中を探してみた。
その結果集まったのは、タイ焼きみたいなの(2000ウォン)とトッポギ(3000ウォン)、そしてホットドッグ(2000ウォン)である。
トッポギとホットドッグは同じ屋台で買ったが、ここの屋台は親子でやっている様子だった。
そうそう、韓国語はこっちがしゃべれないが、日本語か英語が書いてあって、話すのも日本語か英語で困らない程度には通じるのでよかった。

帰りにGS25でお茶を買ってきて、ホテルで夕飯。
トッポギは味があって美味しいが、これは結構辛くてきつかった。
タイ焼きは、周りがむしろパイ生地になっていてビックリだった。ピザやプルコギ味などがあるが、今回は比較的無難なスイートポテトいわゆるサツマイモである。
これは日本にはないけど、美味しいと思う。
あと、一番ビックリしたのが、ホットドッグであり、周りにフライドポテトがくっついている状態でホットドッグになっている。
これも日本にはないが、これは日本も取り入れるべきアイデアだと思う。

そのあと、日本サッカー戦を NHK で見ながら、I-Lin Wang のプログラムを確認する。

2011年11月26日土曜日

韓国出張 9分の3

済州島の空港のフードコートで食べたシーフードスンドゥブ。辛かったけどよかった。

金浦空港へ飛ぶ飛行機の多いこと。

金浦空港での荷物引き取りも済州島が多すぎる

夕飯のサラダ。ムクというどんぐりの粉でできたのがくずもちぽかった。

豚肉とキムチを白菜で巻いて食べると美味しい。

茶碗蒸しと出し巻き卵の中間みたいな感じ

外は暗めだったが、時計を見たらすでに6時30分を回っていて、少し驚く。
やはり、済州島は東京よりも西にあることがわかる。
そのあと、着替えなどを済ませる。

学会関係の必要なところを一通り終わった後、Kim 先生とタクシーで 西帰浦 KAL ホテルからチェジュ空港へと帰る。
島の西を回るリムジンバスと違って、島の中央のいい道路を通って行くので、80分が50分に短縮される。
ただ、1人で5000ウォンが2人乗りタクシーで30000ウォンになる。

チェジュ空港ではフードコートでスンドゥブを食べる。
済州島ではもっとも韓国らしい食事。これは辛かったけど美味しかった。
そのあと飛行機で無事に金浦空港へ。
この飛行機はかなり空いていて4分の1も乗っていなかったのに驚いた。
金浦空港からは 6001 番のバス 700 ウォンで、今夜1泊だけする IBIS アンバサダーホテルに到着。
ここのホテルは、19階がロビーという、結構解りにくい構造をしている。
でも、立地の良さと値段が高いだけあって、中は狭いなりにも充実した内容になっている。
そうそう、同じフロアの部屋から多くの日本語が廊下にも聞こえるあたり、日本人は18階に泊まるように割り当てているのかもしれない。

荷物を置いてミョンドンを Kim 先生と歩く。ミョンドンは日本でいえば渋谷のセンター街であって、KAL ホテルとは全く方向性が違う。
飛行機を使っているとはいえ、韓国の両極端を一日で味わう。
ミョンドンでは Kim 先生に手伝ってもらって、冬服を探し、あちこちを探してコートなど2万円ぐらいを買ってきた。

そのあと、タクシーで移動して、Kim 先生のオフィスの近くの Morac という韓国料理のお店で夕飯を食べた。
ここは伝統的、というよりも最新のトレンドに合わせた韓国料理ということであった。
豚肉をキムチと一緒に白菜で巻いたのが結構おいしくって良かった。
他にも、オイスターのチヂミも美味しかった。

夕飯の後、Kim 先生のオフィスに寄って、今後のスケジュールを確認。
そのあとで、タクシーを拾ってホテルに帰ろうとしたら、タクシーの運転手に「デモがあって警察が多いから、その方向にはいけない」と言われ、タクシーに乗れず。
ここに来るまでも、かなりの警官(数百人規模)が警らにあたっていたので、やむを得ないということで、地下鉄でホテルに戻った。
ここのホテルもNHKははいるが、さすがにアニメまではなかった。
あと、ホテルに戻る前にセブンイレブンにも寄った。
セブンイレブン、ファミリーマートはソウルにはたくさんあるが、日本のコンビニの半分ぐらいのスペースの小型店が多いような気がする。
ここのセブンイレブンで買い物をしていたら、道に迷った日本人がいたので、ここは同じ日本人と思い、地図で道確認などをしておいた。
たぶん、無事にたどり着けたと思う。

2011年11月25日金曜日

韓国出張 9分の2

朝のうちにホテルの庭を探索

小さな温室もあったりする

庭から見た西帰浦KALホテル

バンケットの料理。ビュッフェ形式だけどとても種類が多かったし、それぞれのボリュームもあって、納得だった。

昨日のフライトとバスの疲れがたまっていたようで、起きたらすでに8時を回っていた。
とりあえず9時には起きだして、9時30分ごろから発表練習を済ませておく。
10時過ぎにちょっとホテルの庭も散歩してみる。
ホテルの庭にはジョギングコースもあり、小さい温室などもあった。
ホテルに泊まっている他の人はあまり散策していないようで、ほぼ庭を貸し切り状態で散策であった。
歩いて30分程度でぐるっと回ってきたので、2km 弱のジョギングコースかと思う。(2か所程度階段があるけど)

12時30分ごろになって、1時から始まる学会に行くのにお昼を食べる機会がないことに気がついたが、そのまま支度をして学会に参加することにした。
レジストレーションのところで手こずるかと思ったが、受付の学生が英語でちゃんと対応できたので、全く問題なくレジストレーションが終了し、参加費の支払いも済んだ。
会長のあいさつでKSIAMの学会が始まり、10分程度するとそのまま最初の Invited Speaker になった。
最初の Invited Speaker はアメリカの大学に所属しているということで発表も英語であり、それなりに勉強になった。

午後のセッションでは、General Session では発表スライドの半分が韓国語、残り半分が英語という感じで、日本の学会に比較しても英語を利用している機会が多いと思う。
話は基本的には韓国語だが、ところどころの数学専門用語は英語が多いので、そのあたりで何をしようとしているのか察しがつくこともある。
そういえば、学生も男子学生と女子学生がほぼ同じぐらいの割合で参加しているような印象がある。

General Session が終わった次が2番目のInvited Speaker であって、今回は日本の応用数理学会の会長である萩原先生の「折り紙」についての話だった。
萩原先生自身が企業から大学に移ったという経緯もあってか、工業的な応用がたくさん含まれている点が面白かった。

そのあとに、Special Session で、今回の自分の発表はここ。
SDPARA と SDPA-GMP について話をした。
終わった後の質問では、「SDP の探索方向は KSHなのか」などという詳細についての質問があって、驚きだった。
ただ、発表自身は後半の最後のあたりで少し疲れが出てしまったので、もう少し体力があればもっといい発表になるかもしれない、と思った。
このセッションでは自分の発表が最初だったので、あとは聞いているだけだったが、やはりやっていることが近いと韓国語でも何をしようとしているのか解って面白い。

このセッションの直後にはもうレセプション。
前回のシャーロットとは比較にならないほど料理の種類が豊富にあり、それぞれが美味しかった。
なにげにここまで日本から粉末で持ってきたポカリスェットしか飲んでいなかったので、今日最初のまともな食事でもあった。
非常においしくてよかった。
あと、隣に座ったソウル大学の学生と話してみたが、日本語を独学で勉強しているということで日本語で話してみた。
かなりきちんと日本語を話していてビックリしてしまった。
彼もアニメや漫画を子供のころから見ているらしく、やはり日本の文化の中心はアニメや漫画らしい。
日本に帰ったら、これらの知識をもっと身につけないといけないのでは?と考えてしまう。
あと、萩原先生にもお話しすることができた。
今回の KSIAM では日本からきているのが2名だけ、ということもあってだが、普通だったら学会会長と話をする機会なんて滅多にないので、かなりの幸運である。
萩原先生と自分とだと少し分野はずれるのだが、萩原先生はOR学会の先生方のことにも詳しく、ちょっと話しただけでもかなりすごい先生なのではないかと思った。

レセプションが終わってから、無事に部屋に戻り、あとは昨日見つけた日本のアニメのチャンネルを確認しつつ寝ることにした。