2015年7月31日金曜日

数値実験の続き

CPLEX で混合整数計画問題を解き始めて、はや1週間。
結局、CPUを 1500% 使用し続けたが上界と下界のギャップが8%程度までしか接近せず、n = 1000 の問題は断念。

もっと小さい問題、ということで n = 200 にして再度挑戦中。10% 程度までは比較的簡単だが、やはり本当の勝負はそこからの様子。

2015年7月24日金曜日

cplex が思っていた以上に時間がかかる

SOCP 付きの整数計画問題で厳密解がどうなっているかを知るために、あまり深く考えずに cplex にお任せしたら、想定以上に時間がかかっていることに気がついた。

変数の数は、0-1 変数が 1000, 連続変数も 1000 で、0-1 変数を 0<=x<=1 に緩和した SOCP は 0.1 秒もかからずに解けるので、それほど大きい問題ではないかと思い、そのまま cplex に丸投げしてある。

今のところ CPU 使用率が 1500% 程度を 24 時間ぐらいやってみて、上界と下界の差が 0.2% から縮まらない状態である。

分枝限定法での限定が上手くできないタイプの問題なのかもしれないが、もう少し定式化もいじってみようと思う。




2015年7月23日木曜日

Ipopt の Matlab インターフェースのコンパイルで No such file or directly と言われる

Ipopt を試すためにコンパイルしてみたが Matlab インターフェイスでコンパイルがうまく行かなかった。

より具体的には、
CoinIpopt/Ipopt/contrib/MatlabInterface/src
のディレクトリで
$ make
として ipopt.mexa64 を生成しようとすると、以下のエラーで停止する。

g++: error: matlabexception.o: No such file or directory
g++: error: matlabfunctionhandle.o: No such file or directory
g++: error: matlabjournal.o: No such file or directory
g++: error: iterate.o: No such file or directory
g++: error: ipoptoptions.o: No such file or directory
g++: error: options.o: No such file or directory
g++: error: sparsematrix.o: No such file or directory
g++: error: callbackfunctions.o: No such file or directory
g++: error: matlabinfo.o: No such file or directory
g++: error: matlabprogram.o: No such file or directory
g++: error: ipopt.o: No such file or directory

make のときのエラーを確認していったところ、.libs サブディレクトリにこれらのファイルがあることがわかったので、以下のように対応してみた。

$ cd CoinIpopt/Ipopt/contrib/MatlabInterface/src
$ cp .libs/*.o .
$ make

これで無事に ipopt.mexa64 が生成できる。

2015年7月3日金曜日

IguanaTeX で日本語が通るようになった!

http://karat5i.blogspot.jp/2015/04/iguanatex-powerpoint-tex.html
に書いてある通り、 IguanaTeX で日本語が通るようになった。
自分のところでも試してみたが、正常に動作している。

今までは日本語をうまく使えていなかったが、これで platex でコンパイルできるものをPowerPoint にも使えるようになり、とても便利になった。

素晴らしい。

学術雑誌で投稿ができない状態になっているものがある

数理最適化関係の学術雑誌で、投稿数が増えすぎて新規投稿を reject している雑誌がある。
別の雑誌に投稿するように、という意味での reject になっている。
ただ、ホームページにそういったことが書かれてはいないので、投稿するまではその雑誌がそういう状態になっていることを把握するのは難しそうだと思う。

それにしても、査読などをたまに引き受けたりもするが、やっぱり査読者を見つけてくるという Editor や Associate Editor のお仕事は相当大変なものだろうから、そのあたりはほんと感謝だな、と思ったりする。